インフルエンザ予防接種

インフルエンザ予防接種

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インフルエンザ予防接種 2,500円

インフルエンザ予防接種|よくあるご質問

インフルエンザワクチンの予防接種は効果がありますか?

 平成11年度の厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業「インフルエンザワクチンの効果に関する研究」の報告によると、65歳以上の老人福祉施設・病院に入所中の高齢者において、34~55%の発症を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。

 インフルエンザは、インフルエンザウイルスが口や鼻から侵入し体内で増殖することで発症します。ウイルスに感染後、数日の潜伏期間を経て発熱やノドの痛み等の症状で発症しますが、ワクチン接種をすることである程度発症を予防でき、発症した場合でもこれらの症状を軽くできるといわれています。予防接種していない場合でも、インフルエンザ発症後1週間程度で多くの方は軽快しますが、肺炎や脳症等へ重症化し、まれに死亡することもある怖い病気です。もともと病気をお持ちの方や高齢者などでより確率が高いといわれています。ワクチン接種をすることでこれらの重症化も予防効果があります。
 つまり、インフルエンザワクチンを予防接種すると、インフルエンザにかかりにくくなり、かかったとしても症状が軽く、肺炎や脳症などの重い合併症になる可能性を減らすことができるということです。

インフルエンザ予防接種を去年受けましたが、今年もしたほうがいいですか?

 インフルエンザワクチンの効果は接種2週後から5か月程度までといわれていますので、去年予防接種しても効果がきれていると考えられます。また、インフルエンザワクチンはシーズン毎に流行が予測されるウイルスに合わせ製造されます。

 したがって、インフルエンザワクチンの予防接種は毎年受けた方がよいと考えられます。

インフルエンザ予防接種はいつまでにしたほうがいいですか?

 日本国内においてインフルエンザは12月~3月頃に流行し、ピークは1月~2月といわれ、広島でも流行時期は同じと考えられます。ワクチン接種の効果があらわれるのに2週間程度かかるため、遅くとも12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。

インフルエンザワクチンに副作用はありますか?

 受けられた方の10~20%に注射部位付近の赤み・腫れや痒み、痛みがでますが、通常2~3日で消失します。全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気、倦怠感などがみられます。接種を受けられた方の5~10%に起こり、こちらも通常2~3日で消失します。

 ごくまれにアレルギー症状として、ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み(発赤)、掻痒感(かゆみ)、呼吸困難等)が見られることもあります。これらは即時型アレルギーによるもので、接種後すぐに起こることが多いため、接種後30分間はなるべくアレルギーを誘発しないよう安静にして頂くことをお願いしています。帰宅後に異常が認められた場合などには、速やかに医師またはお近くの医療機関にご連絡ください。また、インフルエンザワクチンは鶏卵を利用してつくられるため、卵アレルギーのある方は特に注意が必要です
 予防接種後の重篤な反応として、ギラン・バレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、血小板減少性紫斑病等が報告されていますが、いずれもインフルエンザワクチンとの直接の因果関係は明らかではありません。また、インフルエンザ予防接種後に毎年1~3名程度の死亡例が報告されていますが、こちらもインフルエンザワクチンと直接の因果関係は今のところないとされています。

こどもと大人とではインフルエンザ予防接種のしかたは違いますか?

厚生労働省によると、インフルエンザワクチンは年齢によって以下の接種量、回数が推奨されています。

  1. 6か月以上3歳未満の方 1回0.25mL 2回接種
  2. 3歳以上13歳未満の方 1回0.5mL 2回接種
  3. 13歳以上の方 1回0.5mL 1回接種

※1.1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を行っていただいて差し支えありません。

※2. 13歳以上の基礎疾患(慢性疾患)のある方で、著しく免疫が抑制されている状態にあると考えられる方等は、医師の判断で2回接種となる場合があります。
※3. 一部のワクチンは、1.については「1歳以上3歳未満の方 1回0.25mL 2回接種」となります。

予防接種を2回される方は、インフルエンザワクチンの場合は1回目の接種後1~4週間ほど間隔をあけていただければ2回目の接種は可能です。ただし、免疫効果を考慮すると、生後6か月~13歳未満の方は2~4週間、13歳以上の方(希望時のみ)は1~4週間あけることが望ましいといわれています。

おたふくかぜなどの他のワクチンとの併用はできますか?

ワクチンは大きく分けて不活化ワクチンと生ワクチンの2種類に分かれます。

不活化ワクチン:肺炎球菌、インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、日本脳炎、髄膜炎、ヒトパピローマウイルス

        DPT-IPV(四種混合ワクチン)、DPT(三種混合ワクチン)、DT(二種混合)、Hib(インフルエンザ菌b型)

生ワクチン  :麻疹、風疹、MR(麻疹風疹)、BCG、おたふくかぜ、水痘、ロタウイルス、黄熱など

 

厚生労働省からの通達によると、他の予防接種を併用する場合、不活化ワクチン接種後は1週間(中6日)空けて、生ワクチン接種後は4週間(中27日)空けることとされています。つまり、日本脳炎(不活化ワクチン)予防接種後は1週間空ければ他の予防接種を受けることが可能ですし、MRワクチン(生ワクチン)予防接種後は4週間空ければ他の予防接種を受けることが可能です。

なお補足ですが、日本小児科学会によると、複数のワクチン(生ワクチンを含む)を同時に接種しても、それぞれのワクチンに対する有効性について、お互いのワクチンによる干渉はないとされ、その場合にそれぞれのワクチンの有害事象、副反応の頻度が上がることはないとされています。また、同時接種において、接種できるワクチン(生ワクチンを含む)の本数に原則制限はないともされています。

予防接種後に入浴はしてもいいですか?

接種後の入浴で問題となるのは衛生状態です。昔の日本は家にお風呂がなく大衆浴場などに入られる方が多かったため、入浴は避けるべきとされていましたが、現代の衛生環境であればまず問題ないと思います。どうしても心配な方はシャワーで済まされると良いと思います。

次に問題となるのは、インフルエンザワクチンによるアレルギーです。特に1時間以内はショックやアナフィラキシーといった強いアレルギー症状を出す方がまれにいらっしゃいます。元気なときであればインフルエンザ予防接種は問題ないというような方でも、体調が良くなかったり疲れているとき、心臓がドキドキするような負担がかかるとき等にアレルギーが強く出てしまうことがあります。ですから、入浴されるのであれば、予防接種後1時間以上空けてからのほうが安心だと思います。その際、熱いお湯だとからだが疲れてしまうため、ぬるま湯の方がより安心だと思います。また、注射した部位を強くこすらないように注意してください。

以上のことをまとめると、インフルエンザ予防接種後は1時間以上あけてから、ぬるめのシャワーが安心だと思います。

広島市内だけでもクリニック毎に値段が違いますが、ワクチンの効果が違うのですか?

現在の日本の医療体制において、診療請求額の大半は保険診療でまかなわれており、保険診療の請求額は、日本の場合は厚生労働省で定められているため、どこの病院・クリニックに受診しても、診療や検査の内容が同じであれば医療費も一律同じ料金のはずです。一方、美容医療の診療費や、一部のワクチン予防接種などは自由診療とよばれ、値段を国が定めている訳ではないので、同じ治療や施術を受けてもクリニック毎に値段が違います。つまり、マッサージやエステや美容院や飲食店などが店毎に値段が違うのと同じです。

インフルエンザワクチンの予防接種は自由診療にあたるため、クリニック毎に値段の設定が変わってきますが、ワクチンの内容が変わるということは基本的にはないはずです。

妊娠中、授乳中でもインフルエンザ予防接種を受けた方がいいのでしょうか?

妊娠中は免疫力が落ちているため、妊娠していない方に比べインフルエンザが重症化しやすいと考えられます。2009年の新型インフルエンザが大流行した際には諸外国では多くの妊婦死亡例や早産率が高くなることが報告されており、厚生労働省によれば、妊娠初期にインフルエンザワクチンの接種を受けたことにより流産や先天異常の発生リスクが高くなったという報告は現在のところないため、妊娠週数を問わず、妊娠中の方は予防接種することが推奨されています。また、妊娠中にワクチン接種をすることで母体の免疫力が胎盤を介して胎児に移行し、産後の赤ちゃんのインフルエンザに対する免疫効果が期待されます。

また、不活化ワクチンであるインフルエンザワクチンは母乳を介して乳児に悪影響を与えることはありませんので、授乳中の方でも、安心して受けていただけます。

ちなみに、インフルエンザワクチンには水銀由来のチメロサールという防腐剤が含まれますが、健康被害が報告されているメチル水銀とは異なり神経組織などへの影響は低く、半減期(体内に取り込まれた量が半分に減るのに要する期間)も1週間未満(メチル水銀は半減期約1カ月半)で短いとされています。現在のところ、実際の健康被害の報告というのは局所の発赤や軽度腫脹、発疹などが主体であり、重大な健康被害(神経疾患など)を生じるといった研究報告はありません。また、世界中でワクチン製剤に含有されるチメロサールは少なくする方向になっており、現在市場に流通している製品には、0.004 mg/ml~0.008 mg/mlとほんのわずかしか含まれていません。問題点とされた自閉症との関連は完全に否定され、現時点においては重篤なアレルギーの報告もありません。予測できない副作用を考えて使用を控えるよりも、使用するメリットのほうが大きいと考えられ、アメリカ小児科学会、WHOはワクチンへのチメロサールの含有を容認する方針となっています。最近ではチメロサールが含まれていない製品も出荷されていますが、従来のものに比べて細菌などの微生物が繁殖しやすいため保存がきかず、その管理や取り扱いにはこれまで以上の注意が必要であり、価格もやや割高となっています。

当院でチメロサールフリーの種類のワクチン製剤を希望される方は、品切れの事も多いため、あらかじめお電話でお問い合わせ下さい。

082-545-0281