育毛診療

男性型脱毛症(AGA)では、ジヒドロテストステロン(DHT)などの関与によりヘアサイクルの成長期が短縮し、硬毛が軟毛化することで薄毛が徐々に進行します。プロペシアはテストステロンをDHTへ変換する2型の5α還元酵素を阻害することで、男性型脱毛症の特徴である、成長期が短縮され毛髪が軟毛のうちに抜け落ちるというサイクルを止めることができます。

3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もありますが、効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要となります。効果を持続させるためには継続的に服用してください。男性における男性型脱毛症のみの適応となります。女性に対する適応はありません。

プロペシアは長期間内服しても安全性が高い薬ですが、副作用がないわけではありません。代表的な副作用は、性欲減退、勃起機能不全、精液量の減少といった性機能の減退です。しかし、これらの副作用の頻度は2%前後で、大部分はプロペシアの服用を中止することなく症状が消失しています。その他の副作用として、胃部不快感などの消化器症状や肝機能障害などが報告されています。肝機能障害を指摘されたことがある方は、あらかじめ医師にご相談ください。

ザガーロは、テストステロンをDHTへ変換する1型および2型の5α還元酵素をともに阻害し、DHT濃度を低下させることでヘアサイクルの正常化を促し、毛髪数を増加させます。
プロペシアとの違いは、2型に加え、1型の5α還元酵素も阻害するという点で、より高い治療効果が期待できます。
ザガーロの販売元であるGSK(グラクソ・スミスクライン社)の発表によりますと、24週間投与時における毛髪数のベースラインからの変化量(調整済み平均値)は、ザガーロ 0.5mg群で89.6本、プロペシア 1mg群で56.5本、プラセボ群で ー4.9本で、この発表からはプロペシアの1.5~1.6倍の効果があると言えそうです。

プロペシア同様、3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もありますが、効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要となります。効果を持続させるためには継続的に服用してください。男性における男性型脱毛症のみの適応となります。女性に対する適応はありません。

第II/III相国際共同試験において、本剤が投与された総症例557例(日本人120例を含む)中の副作用の主なものは、勃起不全24例(4.3%)、リビドー減退22例(3.9%)、精液量減少7例(1.3%)でした。その他の副作用として、胃部不快感などの消化器症状や肝機能障害などが報告されています。肝機能障害を指摘されたことがある方は、あらかじめ医師にご相談ください。

薬 用有効成分がダイレクトに毛根まで浸透し、豊かな黒髪を育てる薬用育毛剤です。 薄毛や脱毛を予防しながら、発毛を促進します。 ◆アデノシン(有効成分) *アデノシンは生体内にも存在する成分です。 ◆ニンジンエキス(有効成分) ◆クジン抽出液(有効成分) ◆β-グリチルレチン酸(有効成分) ◆パントテニールエチルエーテル(有効成分) ◆酢酸DL-α-トコフェロール(有効成分) ◆ニコチン酸アミド配合(有効成分)

ヒト胎盤(プラセンタ)由来の薬剤です。ヒトプラセンタには、各種ビタミン、ミネラル、細胞増殖因子が数多く含まれており、美白、保湿、細胞の増殖・再生、コラーゲンの生成、血行促進、抗酸化作用、抗アレルギー作用、ホルモンバランスの調整などの効果を持っています。発売当初は、肝障害や更年期障害などの治療が主体でしたが、これらの多彩な効果が知られるようになるにつれ、美容目的としても使用されるようになり、最近では脱毛症にも使われています。1〜2アンプルの筋肉あるいは皮下注射を併用することで効果が期待できます。

※表示されている料金は全て税抜となります。

注射名 薬液量 価格 (税抜
プラセンタ(筋肉注射・皮下注射) 1アンプル 1,000円
プラセンタ(つぼ) 2アンプル 2,500円

男性型脱毛症(AGA)は、日本人男性の約30%に発症するとされていて、主に30〜40歳代から症状が目立ってきます。特徴は前頭部左右の生え際と頭頂部が薄くなることで、どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。原因としては、遺伝の影響が大きいとされています。
AGAでは、脱毛部分の頭皮に多量のジヒドロテストステロン(DHT)が確認されています。DHTは5α-還元酵素によってテストステロンから作られ、毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合することによりヘアサイクルが乱れ、成長期が早めに終了してしまいます。そのため毛髪が太く長い毛に成長する前に抜けてしまい、十分に成長しない細く短い毛が多くなることで、全体として薄毛が目立つようになります。

男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンに起因する脱毛症であるため、患者の大半は男性ですが、男性ホルモンは少量ながら女性の体内にも存在するため、女性にも発症します。通常、女性の体内では女性ホルモンが優位に立っているため、男性ホルモンを原因とした薄毛にはなりにくいのですが、加齢に伴い卵巣機能が低下することで女性ホルモンが減少し、これにより男性ホルモンが優位になると、男性型脱毛症が起こりやすくなります。
ただし、男性と女性とでは症状が異なるため、AGAと区別するために女子男性型脱毛症(FAGA)と呼ばれています。FAGAの場合、一般的には頭頂部を中心に毛髪が薄くなっていきます。

頭の広い範囲の毛が均等に抜け、全体的に薄くなる脱毛症で、中年以降の女性によく見られます。男性型脱毛症と同じく、休止期毛の割合が多くなり、その結果抜け毛が増え脱毛症へと進んでいきます。しかし男性型脱毛症と異なり、前頭部の生え際の後退はなく、頭皮全体の毛が抜けますので、脱毛部と健常部の境界がはっきりしないのが特徴です。

何の前ぶれもなく突然、髪が円形や不整形に抜けてしまう脱毛症です。男女を問わず、赤ちゃんからお年寄りまで誰にでも起こりえます。原因は精神的ストレスと言われることが多かったのですが、最近では自己免疫と関わりがあることが分かってきました。

比較的多くの女性が経験する症状です。脱毛は産後2ヶ月くらいから始まり、6ヶ月くらいまで続きますが、通常1年以内に元に戻ります。ただし、高齢出産などで体力の回復が遅い場合は自然回復しにくいと言われています。また、産後のストレスなどが重なると完治しないこともあります。

牽引性脱毛症は、ポニーテールや束髪など、頭髪が継続して過度に引っ張られることにより起こる脱毛症です。通常は少し引っ張った程度で毛髪が抜けることはありませんが、長期間にわたって牽引が続くと脱毛の原因となります。

脂漏性脱毛症とはホルモンのバランス異常などで皮脂が過剰に分泌され、それらが毛穴を塞ぐ事で毛穴周辺部や毛根に炎症を起こし、毛髪が抜ける脱毛症のことです。

ダイエットや極端に偏った食生活により引き起こされる脱毛症です。

上記以外に皮膚疾患や甲状腺疾患、貧血・膠原病・梅毒などの全身性疾患によって脱毛が起こる場合もあります。これらによる脱毛症の場合は、原疾患の治療を優先することが重要です。